トイレのリフォームというと、最新のタンクレストイレや節水機能といった「便器そのもの」の性能に目が行きがちです。しかし、リフォーム後に「失敗した…」という声が意外と多いのが、実は「床(床材)」なのです。

毎日使い、汚れやすい場所だからこそ、デザインだけで選ぶと掃除が大変になったり、すぐに劣化してしまったりすることも。

この記事では、トイレリフォームの床選びでよくある失敗事例と、後悔しないための素材・色の選び方を解説します。

画像3枚目 │ トイレリフォームの床選びで失敗したくない!後悔しない素材・色の選び方とよくある事例

 

せっかくトイレを新しくするなら、おしゃれで掃除がラクな床にしたいですよね。床材選びのポイントを押さえておきましょう!

トイレの床リフォームでよくある「4つの失敗」

まずは、先輩たちがどのような点で「失敗した」と感じているのか、具体的な事例を見ていきましょう。これを知るだけで、満足度は大きく変わります。

1. 黒っぽい床にしたら「ホコリ」が目立って大変

シックで高級感のあるホテルライクなトイレに憧れて、床を黒やダークブラウンにしたケースです。
完成直後は非常にかっこいいのですが、いざ生活を始めると「トイレットペーパーの白い粉」や「ホコリ」がとにかく目立ちます。

1日掃除をサボっただけで白っぽく汚れて見えてしまい、「こんなに掃除が大変だと思わなかった」と後悔するパターンです。

2. 一般的なフローリングのままにして「黒ずみ・腐食」が発生

廊下と同じフローリング(木質床材)をそのままトイレにもつなげて施工した場合に起こりやすい失敗です。
一般的なフローリングは水やアンモニアに弱いため、飛び散り汚れを放置すると、継ぎ目から水分が染み込み、黒ずみや腐食(腐る)の原因になります。また、強力なトイレ用洗剤で床を拭くと、ワックスが剥げて変色してしまうこともあります。

3. タイルの目地に汚れが染み込んで取れない

本物の陶器質タイルや石材はおしゃれですが、問題は「目地(めじ)」です。
タイルの目地は多孔質(細かい穴が空いている)であることが多く、尿の飛び散りなどが染み込むと、ニオイの元になってしまいます。ブラシでこすってもなかなか落ちず、衛生面で後悔することがあります。

4. 便器交換だけしたら「前の便器の跡」が残った

「床はまだ綺麗だから」と、便器だけを新しいものに交換した場合の失敗です。
新しい便器が以前のものより設置面が小さい(コンパクトな)場合、古い便器の設置跡が床にくっきりと残ってしまうことがあります。日焼けや汚れによる変色は隠せないため、結局あとから床も張り替えることになり、二度手間と余計な費用がかかってしまいます。

失敗しないための教訓
トイレリフォームの際は、「便器と床はセットで張り替える」のが基本です。また、デザイン性だけでなく「汚れの目立ちにくさ」と「耐水性」を最優先に考えましょう。

後悔しない!トイレに適した床材の種類と特徴

トイレの床材にはいくつか種類がありますが、リフォームで採用される主な素材は以下の3つです。それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。

1. クッションフロア(CF)

トイレリフォームで最も選ばれている、ビニール素材の床材です。

  • メリット: 耐水性が高く、汚れてもサッと拭き取れる。デザイン(木目調、石目調、パターンなど)が豊富で、価格も安価。
  • デメリット: 重いものを長時間置くと凹みやすい(トイレではあまり問題になりません)。高級感という点では本物に劣る場合がある。

【こんな人におすすめ】

  • 費用を抑えたい
  • 掃除のしやすさを最優先したい
  • 豊富な柄から選びたい

2. フロアタイル

塩化ビニル素材でできていますが、クッションフロアよりも硬く、耐久性が高い床材です。

  • メリット: 本物の木や石に近い質感があり、高級感が出る。傷に強く、耐久性が高い。
  • デメリット: クッションフロアよりは費用が高くなる。目地(継ぎ目)がある場合、そこに水分が入るリスクがゼロではない(施工方法による)。

【こんな人におすすめ】

  • クッションフロア特有の「ビニールっぽさ」が苦手
  • 高級感とメンテナンス性の両方を叶えたい

3. トイレ用フローリング

一般的なフローリングではなく、トイレ専用に加工された木質床材です。

  • メリット: アンモニアや水に強いコーティングが施されている。廊下からの続きで木の質感を楽しめる。
  • デメリット: 他の素材に比べて材料費が高くなりがち。

【こんな人におすすめ】

  • どうしても「木の床」にこだわりたい
  • 家全体のインテリアを統一したい

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色選びのコツ:汚れが目立たないのはどっち?

素材が決まったら、次は「色・柄」選びです。ここでは、日々のストレスを減らすための選び方を解説します。

「濃い色」vs「薄い色」

  • 濃い色(黒・ダークブラウンなど):
  • 尿の飛び散りジミは見えにくいですが、ホコリやトイレットペーパーの粉が非常に目立ちます。
  • 薄い色(白・ベージュなど):
  • ホコリは目立ちにくいですが、髪の毛や尿の黄ばみが目立ちやすくなります。また、空間を広く見せる効果があります。

おすすめは「中間色」や「柄物」

掃除の手間を減らしたい場合、最もおすすめなのは「グレー」「ベージュ」などの中間色や、「大理石調」「テラコッタ調」などの柄が入ったものです。

単色(無地)よりも、柄が入っている方が、ホコリも汚れも視覚的に紛れるため、多少の汚れなら気になりません。

画像3枚目 │ トイレリフォームの床選びで失敗したくない!後悔しない素材・色の選び方とよくある事例

 

完璧にきれいな状態を保つのは大変。だからこそ、「汚れが目立ちにくい柄」を選ぶのが、家事ラクの秘訣ですよ!

まとめ:トイレの床は「水に強い素材」と「目立ちにくい柄」で選ぼう

トイレリフォームの床選びで失敗しないためのポイントは以下の通りです。

1. 素材は「クッションフロア」か「フロアタイル」が鉄板
水拭きができ、アンモニア汚れに強い素材を選びましょう。
2. 便器交換と同時に床も張り替える
古い便器の跡が残るのを防ぎ、継ぎ目の処理も綺麗に仕上がります。
3. 色は「真っ黒」「真っ白」を避ける
ホコリや髪の毛が目立ちにくい、柄物や中間色がおすすめです。

カタログの小さなサンプルだけで決めず、ショールームで大きな実物を見たり、リフォーム会社に「掃除がしやすい床はどれですか?」と相談したりすることで、より満足度の高いリフォームになります。

まずは、信頼できるリフォーム会社に現地調査を依頼して、プロの提案を聞いてみましょう。