「光熱費の高騰が気になる」「家の中が夏は暑くて冬は寒い」といった悩みはありませんか?
住まいの断熱性能を高める「省エネリフォーム」は、快適な暮らしを実現するだけでなく、長い目で見れば家計の節約にも大きく貢献します。

しかし、リフォームにはまとまった費用がかかるのがネックです。そこで活用したいのが、国や自治体が用意している補助金・助成金制度です。

画像1枚目 │ 【2025-2026年版】省エネリフォームの補助金・助成金を徹底解説!対象工事や申請方法とは

 

補助金って種類が多くて複雑そう……。結局どれを使えばいいの?

実は、制度のポイントさえ押さえれば、数十万円から時には百万円単位でお得にリフォームできる可能性があります。
この記事では、省エネリフォームで使える主要な補助金制度や減税措置、申請時の注意点についてわかりやすく解説します。

なぜ今、省エネリフォームに補助金が出るのか?

国は現在「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けて、家庭部門の省エネ化を強力に推進しています。
日本の既存住宅の多くは断熱性能が不十分といわれており、ここを改善することが急務だからです。

そのため、単なる老朽化対策のリフォームよりも、「窓の断熱」や「高効率給湯器の導入」といった省エネ効果の高い工事に対して、手厚い補助金が用意されています。

【国が実施】主要な省エネリフォーム補助金(住宅省エネキャンペーン)

現在、最も規模が大きく利用しやすいのが、国土交通省・経済産業省・環境省が連携して行っている「住宅省エネキャンペーン」です。
以下の3つの事業が柱となっており、リフォーム内容に応じて併用も可能です。

1. 子育てエコホーム支援事業

名前に「子育て」とついていますが、リフォームに関しては全世帯が対象です(ただし、子育て世帯・若者夫婦世帯は補助上限額が引き上げられます)。
省エネ改修を必須としつつ、あわせて行うバリアフリー改修や家事負担軽減設備の設置なども補助対象となる、使い勝手の良い制度です。

子育てエコホーム支援事業のポイント
  • 対象: 全世帯(リフォームの場合)
  • 必須工事: 開口部の断熱、外壁・屋根・床の断熱、エコ住宅設備の設置のいずれか
  • 補助額: 工事内容に応じて決定(上限20万円~60万円/戸 ※世帯属性による)
  • 注意点: 補助額の合計が5万円以上から申請可能

2. 先進的窓リノベ事業

窓の断熱改修に特化した補助金です。
窓は熱の出入りが一番多い場所であり、ここを強化することが省エネへの近道であるため、非常に高い補助率(工事費用の約1/2相当)が設定されています。
内窓の設置(二重窓)や、ガラス交換、ドア交換などが対象です。

先進的窓リノベ事業のポイント
  • 対象: 全世帯
  • 対象工事: ガラス交換、内窓設置、外窓交換、ドア交換
  • 補助額: 窓のサイズや性能グレードにより定額(上限200万円/戸)
  • メリット: 補助率が高く、冷暖房効率の改善効果を実感しやすい

3. 給湯省エネ事業

家庭のエネルギー消費の約3割を占める「給湯」分野の効率化を支援する制度です。
エコキュートやエネファームなどの高効率給湯器を導入する場合に補助金が出ます。

給湯省エネ事業のポイント
  • 対象: 全世帯
  • 対象機器: ヒートポンプ給湯機(エコキュート)、ハイブリッド給湯機、家庭用燃料電池(エネファーム)
  • 補助額: 機器ごとに定額(8万円~20万円程度 ※性能や撤去加算により変動)

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【自治体が実施】地域の補助金・助成金制度

国の補助金とは別に、お住まいの都道府県や市区町村が独自に補助金制度を設けている場合があります。
例えば、「地元の施工業者を利用すること」や「特定の省エネ基準を満たすこと」などが条件になることが多いです。

  • 併用の可否: 国の補助金と自治体の補助金は、財源が異なれば併用できるケースが多いです。ただし、自治体によっては併用不可としている場合もあるため、事前に必ず確認が必要です。
  • 探し方: 自治体のホームページや、「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」などで確認できます。

リフォーム費用が還付される「減税制度」も忘れずに

補助金をもらった上で、さらに確定申告を行うことで税金が安くなる「リフォーム減税」も利用できます。
主に以下の2つの税金が対象です。

1. 所得税の控除(投資型減税)

ローンを利用せず自己資金でリフォームした場合でも利用可能です(ローン型減税もあります)。
標準的な工事費用相当額の10%が、その年の所得税から控除されます。

  • 要件: 省エネ改修工事を含むリフォームであること、工事費用が50万円超であること など
  • 控除期間: 1年間

2. 固定資産税の減額

省エネリフォームを行った翌年の、家屋にかかる固定資産税が減額(概ね3分の1)されます。

  • 要件: 工事費用が50万円超であること、床面積が50㎡以上280㎡以下であること など
  • 申告期限: 工事完了から3ヶ月以内に市区町村へ申告
画像1枚目 │ 【2025-2026年版】省エネリフォームの補助金・助成金を徹底解説!対象工事や申請方法とは

 

補助金をもらって、さらに税金も安くなるなんて知らなかった! 申告を忘れないようにしなきゃ。

省エネリフォーム補助金を利用する際の注意点

補助金制度は魅力的ですが、利用するためにはいくつかの重要なルールがあります。これらを知らずに進めると、「工事をしたのに補助金がもらえなかった」という事態になりかねません。

1. 登録事業者による工事が必要

多くの国の補助金(住宅省エネキャンペーンなど)は、事前に事務局に登録された「登録事業者」と契約して工事を行う必要があります。
DIYや、未登録の業者による工事は対象外となります。また、申請手続き自体も基本的に事業者が代行して行います。

2. 工事着工前の確認が必須

「契約や着工は申請の後でなければならない」というルールがある制度も存在します(現在は契約後の着工でOKなものが多いですが、予約申請のタイミングなどは重要です)。
必ず契約を結ぶ前に、リフォーム会社へ「この補助金を使いたい」と相談してください。

3. 予算上限と期限

補助金には国や自治体が定めた予算があります。申請期間内であっても、予算の上限に達した時点で受付は終了(早い者勝ち)となります。
特に人気の高い「窓リノベ」などは、早期に終了する可能性があるため、早めの計画と行動が鍵となります。

まとめ:補助金を賢く使って、快適な省エネ住宅へ

省エネリフォームは、冬の寒さや夏の暑さを解消し、健康で快適な暮らしを手に入れるための有効な手段です。
さらに、補助金や減税制度をフル活用することで、初期費用の負担を大幅に軽減できます。

重要なポイント:

  • 国の「住宅省エネキャンペーン」は規模が大きく狙い目
  • 「窓」「給湯器」などポイントを絞った改修も対象
  • 自治体の制度や減税との併用でさらにお得に
  • 予算終了前に、登録事業者へ早めの相談を

まずは、自宅のどの部分をリフォームすれば効果的か、そしてどの補助金が使えるかについて、専門知識を持つリフォーム会社に相談してみることをおすすめします。